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2010年03月07日

大学院大学の見学

3月7日(日)に建築士会とJIA沖縄支部、建築学会九州支部沖縄支所の共催で
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の見学会が催されました。

当日の参加は約130名、
現在ほぼ完成しているのは、回廊、トンネル、センター棟、研究棟1です。

これほどの規模の建築物の見学会が
沖縄で催されるのは滅多にないことなので
張り切って見学してきました。


大学院大学の見学
トンネル


大学院大学の見学

大学院大学の見学
トンネル入口外観

小さな尾根と沢が入り組む複雑で広大な敷地なため、環境アセスにより
生息していることが分かっている希少動植物を出来る限り保護するため、
地形をあまり壊さないよう建物を配置しています。

そのため、メインのキャンパスエントランスからセンター棟・研究棟へ行くのに
トンネルの中を通って行きます。




大学院大学の見学
センター棟・研究棟へと地上へ上がるための
エレベーターシャフト


大学院大学の見学
沢に動植物が多く生息しているため、沢とその水系が出来る限り保護されている


大学院大学の見学

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複雑な地形のため、どの階も地上に接している部分があり、
1、2、3階ではなく、A、B、C…階という表示の仕方がされている。
写真も3階部分にあたるC階のセンターコート

大学院大学の見学
C階カフェスペースから東シナ海を臨む




大学院大学の見学

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大学の外観の色は、
敷地に多く生息している琉球松の幹の色

それによって巨大な建物が景観に溶け込み、圧迫感をあまり
与えない

また外壁材はセラミックタイルが使用されていて、
コンクリートの躯体とタイルとの間に4センチの空間があり、
コンクリートが熱をもたないよう配慮されている


大学院大学の見学

大学院大学の見学
床はほとんどがカラーコンクリート


大学院大学の見学

大学院大学の見学
見学者がとても多いため、6班に分かれ、それぞれ日建設計のスタッフの方が
ガイドをしてくれました。



大学院大学の見学

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大学院大学の見学
実験が研究の主な手法であるウェットラボ


大学院大学の見学
コンピューターによってデータをはじき出す事が
研究の主な手法のドライラボ




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建物内の多くの収納が竹で作られている
成長が早く資材が手に入り易い竹を使用することでエコにつながるとのこと


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トイレブース


大学院大学の見学
研究者のためのラウンジ

こういったくつろぎのスペースがいたるところにありました。





大学院大学の見学
主任研究員の部屋

ノーベル賞を取るような研究者でも一人この12帖程度のスペース



大学院大学の見学


世界最高水準の研究施設を目指して建設された施設なので
説明を聞きながらその内容や規模に圧倒されつつ
とても刺激を受けた見学会でした。

見学会の実施に際し、ご尽力いただきました(株)日建設計・(株)国建の関係者の
皆様に感謝致します。

             青年・女性委員会 女性部会長 前里悦子


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Posted by 沖縄建築士会青年・女性委員会 at 16:56│Comments(0)本部行事
 
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